当院の、お子様をお迎えするための体制
1.無理強いは致しません。
医院によっては、嫌がる子供を拘束して治療を進めたりすることもあります。
これも1つの治療法ではあります。どうしても治療をしなければならない状態になっている場合は仕方がないのかもしれません。
しかし、当院ではそのような治療体制はとっておりません。
お子さんも1人の人格を持った人間です。
ムリムリ治療をすれば嫌に決まっていますし、
その時の思いが残り続け、歯医者嫌いになってしまっては
本末転倒です。詳しくは予防歯科を
ご覧いただきたいのですが、毎日の歯磨きだけでは、
虫歯・歯周病を予防することはできません。
毎日の歯磨きと、定期的な歯科医院でのクリーニング
を行う事ではじめて予防が確立します。
つまり、歯医者嫌いになってしまうと歯を守るための両輪の1つが抜けてしまうので、将来的に虫歯・歯周病で歯を失う可能性は大きくなってしまうのです。
お子様でも、しっかりコミュニケーションをとることで、理解を示してくれ治療に協力してくれるようになるものです。
2.子供好きのスタッフ・そして「キッズクラブ」の開催
色々な工夫をしたとしても、歯科治療は人間が行うものなので、その人間に優しさ、温かみがなければ意味がないですよね。
お子様はそのようなところに非常に敏感です。
スタッフ教育をはじめ、人としての優しさ・温かみがあるかないかを当院のスタッフ採用基準としています。
また、当院ではキッズクラブ「はっぴ~すまいる団」を結成しました!!
お子様のお口のメインテナンスや、定期的なイベントを開催しています。
その他いろいろな特典もありますので、ご興味がありましたら是非お声掛けください!
はっぴ~すまいる団
対象
0~12歳(小学生)までのお子様で、綺麗な歯並びとカリエスフリー(虫歯ゼロ)を目指してくれる方。
会費
年会費:無料(1年自動更新)
入会費:300円・・・入会記念グッズ進呈(お口の連絡手帳・スタンプカード)
入会特典
1. フッ素塗布無料!!(通常1000円/1回)
2. 入会後、初回のみ衛生士による歯磨き無料!!
3.スタンプカードのポイントをためると素敵なプレゼントがもらえるよ!!
ポイントに応じてプレゼントを差し上げます。
4. 歯の健康ノートにお口の成長を記録!!
5. キッズクラブイベントを年に数回企画しています!!
注)ノートの紛失は再発行量¥300かかりますので、無くさないようにお願い致します。
3.リラックスして頂くための工夫
ぬいぐるみをご用意し、また、診療台にはTVが付いていますので、アニメなどを放映することができます。
お子様の中には「もう治療は終わりなの?」と嬉しい言葉をもらえることもあります。
虫歯はあなたのお口から子供に感染しています
虫歯は、風邪やインフルエンザのように人から人にうつる「感染症」だということをご存知ですか。生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯の原因となる菌がいませんので、虫歯にはなりません。多くの場合、生後1歳7ヵ月から2歳7ヵ月の間にスキンシップを通して周囲の大人から移るといわれています。
虫歯の原因となる菌への感染時期を遅らせることで、将来、虫歯の本数が少なくなるという報告データがあります。
つまり、お子さんへの虫歯菌の感染に注意を払い、成人まで健康な歯を維持することができれば、一生、虫歯のない歯でいられる可能性が高くなるのです。
感染症である以上、対策が可能ですので、正しい知識で子供を虫歯から守ってあげることがお子さんの将来を考えた際、非常に大切となります。
虫歯の原因菌から子供を守る3つの方法
正しい知識があれば、子供への感染時期を遅らせることが可能です。
感染症対策には、次の3つの方法が効果的です。
感染源の除去(お母さんのお口の中を清潔に保つ)
先ほどもお話ししましたが、虫歯菌は人から人へと感染します。特にお子さんへの虫歯菌の感染は、母親から子供へとスキンシップを通して移るケースが最も多いといえます。そのため、まずはお母さんのお口の中を清潔に保つことが大切となります。
お口の中を清潔に保つためには、食後の歯磨き習慣に加え、歯科医院で行われているPMTCと呼ばれる、”プロによる専用機械を用いた歯のクリーニング”を定期的に受けられることをお勧めします。
PMTCを受けられることで、毎日の歯磨きだけでは落とすことができない汚れを除去することが可能です。
「感染経路の遮断(子供に虫歯菌が移るのを防ぐ)」
お母さんのお口の中を清潔に保つことは大切なことですが、現実的には、妊娠中から子供が小さい時期のお母さんのお口の中は、虫歯菌が増える傾向にあります。それは、妊娠中には、つわりがあり、食事が不規則になることに加え、吐き気がするために歯磨きがいいかげんになりやすいためです。また、出産後も、子供中心の生活となるため、精神的にも、肉体的にも、時間的にも余裕のない生活となり、お口の中を清潔に保つ余裕がなくなります。
つまり、妊娠中と出産後の育児に追われる時期を合わせた、数年間は、お母さんのお口の中は虫歯菌が棲みやすい状態がつづくのです。
このように、お口の中の虫歯菌が増えている時期に、お母さんが口にいれたスプーンで離乳食をあげる、あるいは食べ物を自分の歯で小さく噛みちぎってあげる際に、虫歯菌が移ります。また、赤ちゃんの手をなめてあげたり、キスをしたりすることで、虫歯菌が移ることもあります。こうしたことに少し気をつけてあげるだけでも、虫歯の早期感染を予防することができます。
「抵抗力の強化(虫歯菌から子供を守る工夫をする)」
お母さんから子供に虫歯菌が移ると、子供は免疫力が弱いため一気に虫歯菌が増え、虫歯があっという間に広がります。しかも、子供の歯は柔らかいため、みそっ歯と呼ばれる、黒くボロボロの歯になります。
虫歯菌から子供を守るため、歯科医院では抵抗力の強化として、次のことを行っています。
以下、それぞれの説明を致します。
TBI(歯磨き指導)
子供が歯磨き好きになるように指導します。
虫歯が多発する部位は、
(Ⅰ)歯と歯の間
(Ⅱ)歯と歯肉の境目
(Ⅲ)歯の溝です。
TBI(歯磨き指導)では、(Ⅰ)と(Ⅱ)から発生する虫歯を防ぐために効果的なブラッシング法を楽しみながら指導していきます。
シーラント填塞
上記(Ⅲ)の歯の溝は複雑で、ブラッシングだけでは虫歯の予防が不可能な部位です。
生え替わったばかりの奥歯の永久歯は大人と比べて溝が深く、そこに食べカスなどがはさまって虫歯になることがよくあります。シーラントは奥歯の溝をプラスチックで埋める虫歯予防法。乳歯から永久歯に生え替わったタイミングで治療すると効果的です。なお、使用するのは虫歯治療の際に詰め物として使う「レジン」という素材なので安全です。
フッ素塗布
「フッ素」とは、歯の表面にあるエナメル質を強化する性質を持った物質です。
乳歯や生え替わったばかりの永久歯は非常に弱いのですが、フッ素塗布によって大人の歯と同等の強度にすることができます。虫歯菌に負けない強い歯を作りましょう!
お子様の歯並び。何か気になりませんか?
子供の歯から大人の歯に生え替わるとき、ささいなボタンのかけ違いで歯並びが悪くなってしまうことがあります。その徴候を早めに見つけることで、簡単・短期間・少額で歯並びを整えることができます。
このことを咬合誘導と言います。
咬合誘導は大人の歯がすべて生えてからの矯正とは違い、抜歯したり、無理矢理歯を動かしたりといったものではありません。
早い時期に適切な咬合誘導を行うことで、歯並びが安定して後戻りしにくくなり、 場合によっては大人の歯の矯正治療が必要なくなることもあります。
咬合誘導 | 歯並びが悪くなる可能性がある場合、悪くなる前に対策を行う事です。 |
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矯正治療 | 既に悪くなった歯並びを整えることです。 |
具体的には次のような治療を咬合誘導では行います。
乳歯だけの時期
この時期に気を付けなければならないことは、虫歯にならない事です。
歯と歯の間が虫歯になったり、虫歯で歯を抜いたりすると、その空いたスペースをつめるように奥の歯が少しずつ前に移動してきて大人の歯が生えるためのスペースを無くしてしまいます。そうなると、おかしな方向から大人の歯が出てくる原因となります。
虫歯でやむを得ず抜歯する場合には大人の歯が生えるまでそのスペースを確保する装置(保隙装置)を入れることで対処します。
永久歯への生え替わり時期
大人の歯への生え替わりの際に、子供の歯がうまく抜けず残ってしまうことがあります。
この場合、大人の歯が子供の歯をよけて生えてきてしまうため本来の場所よりも外側に生えたり、内側に生えたりします。大人の歯が見えてきているのに乳歯が残ってしまっているような場合は、乳歯を抜歯することで対処します。
※お子様の矯正歯科治療に関しましては、矯正歯科をご参照ください。
小児歯科Q&A
乳歯はいずれ大人の歯に生え換わるから、虫歯になっても大丈夫ですよね?
そのようなことはありません。
少し専門的なお話しになってしまいますが、乳歯には非常に大きな役割が与えられています。
1つは、次に生えてくる永久歯を適切な位置へ誘導する役割。
生え換わる時期に乳歯がすでに虫歯でダメになっていた場合、永久歯を適切な位置へ
誘導が出来なくなったり、永久歯自体が生えてこなくなる場合もあります。
2つ目は、乳歯は永久歯が生えてくるスペースを確保する役割も担っています。
虫歯で乳歯を抜いてしまった場合、その隙間を埋めるように、両隣の歯が寄ってきま
す。そうなると、永久歯が顔を出すスペースがなくなり、正しい方向に生えることが
できず、噛み合わせが悪くなる原因となります。
また、乳歯が虫歯になってしまった場合、その歯の周囲は虫歯菌に汚染されています。
そこに生えたてホヤホヤの永久歯が出てきたらどうなると思いますか?
永久歯といいましても、生えたての時期は乳歯と同じくらいに弱いのです。当然、虫歯リスクは高まります。
子供の歯はすぐに生え換わるから、虫歯になっても問題ないという考えは非常に危険であることを認識して下さい。